パラオ編その2お~ば~け~さあ出発当日。そんな日は決まって1時間早く出社する。 すずめ「今日は17時に早退させてください。18日は 土曜日休みを振り替えます」 すずめ父「はいはい。」 初めてのパラオだけに情報収集にも余念はない すずめがパラオに行くというのはすずめ母のせいで 親戚にも知れ渡ってしまい、次回親戚行事に行くのが ひじょ~におっくうだ。 中でも神戸の伯父様は非常に博識高く、知らない事を 聞くととことん何があっても調べないと気がすまない お方でパラオと聞くだけで世界地図をじーっと見て 何やら調べておいでのご様子だったとか(-_-;) 家の中ではパラオと聞いたら第二次世界大戦時の戦場跡 というイメージしかないらしくきわめつけはすずめ母、 「あんたお盆なんかにそんなとこに行って~足ひっぱら れるで!」 戦場うんぬん言うんでは日本も同じだと思うけどなあ。 お盆に足をひっぱられるというのは言わずもがな、お盆 に海に入るとおばけに足ひっぱられるで~という類のもん。 お盆は大概海に潜りに行ってるのに。 一度でいいから(笑)ひっぱってみい!とすずめ、えらく 強気に言い返していた。 えらく母方は霊感が強い家系(自称)らしく、実家近辺よく おばけが出る。 実は一回だけすずめも火の玉が飛んでるのを見たことが あるんでつっこんだところはノーコメント。 その時は小学生だったんだがすずめのじいちゃんが亡く なった翌日の夜にお墓近辺にロウソクの炎のようなものが あるのに気づいたんだがすずめ母の実家はご先祖様があの 没落武家の平家につらなる家来だったとかでお墓に炎を ともさない習慣がある。 なのに墓に煌々と炎がともり、いとこも呼んで3人でじーっと 見ていたら炎がゆらいで山の向こうへ飛んでいってしまった。 それくらいといったらそれくらいだなあ。 他の親戚なんかは死んだじいちゃんが玄関に居たとかもっと 怖い系の話ばかりだし。 ちょっと長くなったがけっこうすずめ母は幽霊の存在を 信じてるのでこの類の忠告が多い。 そんなことを胸にしつつ、仕事が終わるとすぐに新大阪から 名古屋への移動を開始した。なんせ名古屋空港まで遠いよなあ つづく ジャンル別一覧
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